名古屋市の戸建て 実際の取引価格(国土交通省の取引データ)
名古屋市で2021年1月〜2026年3月に売買され、国土交通省が価格を公表している戸建て(土地と建物の一括取引)は11,364件。取引総額の中央値は3,700万円で、半数は3,000万円〜4,500万円に収まります。愛知県全体の中央値(3,200万円)を約16%上回ります。
売れた家の土地は中央値で125㎡(約37.8坪)、延床は105㎡。築年数が分かる11,053件のうち5,688件(51%)は築1年以内の新築で、取引の中心は新築の建売です。築浅が全体の中央値を引き上げているので、中古で売るときは下の築年数別が目安になります。中央値は2021年の3,600万円から2025年の3,700万円へ約3%上がりました。
築年数別の取引価格
| 築年数 | 土地/延床(中央値) | 件数 | 取引総額の中央値 |
|---|---|---|---|
| 築10年以内 | 120㎡/100㎡ | 7,143件 | 3,900万円 |
| 築11〜20年 | 140㎡/115㎡ | 1,148件 | 3,500万円 |
| 築21〜30年 | 145㎡/125㎡ | 1,141件 | 3,200万円 |
| 築31年以上 | 130㎡/105㎡ | 1,621件 | 2,000万円 |
取引価格の年ごとの推移
| 取引年 | 前年比 | 件数 | 取引総額の中央値 |
|---|---|---|---|
| 2021年 | — | 2,207件 | 3,600万円 |
| 2022年 | +3% | 1,966件 | 3,700万円 |
| 2023年 | ±0% | 1,969件 | 3,700万円 |
| 2024年 | −3% | 1,941件 | 3,600万円 |
| 2025年 | +3% | 2,670件 | 3,700万円 |
| 2026年(1〜3月) | — | 611件 | 3,800万円 |
取引の多い区
取引が最も多いのは緑区の1,634件。表の10区で中央値が最も高いのは千種区(4,900万円)、最も低いのは港区(2,900万円)で、約1.7倍の開きがあります。
| 区 | 土地/延床(中央値) | 件数 | 取引総額の中央値 |
|---|---|---|---|
| 緑区 | 150㎡/105㎡ | 1,634件 | 3,900万円 |
| 中川区 | 120㎡/105㎡ | 1,260件 | 3,200万円 |
| 守山区 | 135㎡/105㎡ | 1,154件 | 3,400万円 |
| 天白区 | 135㎡/105㎡ | 888件 | 4,100万円 |
| 名東区 | 140㎡/105㎡ | 809件 | 4,400万円 |
| 北区 | 110㎡/105㎡ | 796件 | 3,400万円 |
| 南区 | 110㎡/100㎡ | 792件 | 3,200万円 |
| 中村区 | 100㎡/105㎡ | 726件 | 3,500万円 |
| 港区 | 125㎡/100㎡ | 712件 | 2,900万円 |
| 千種区 | 120㎡/110㎡ | 624件 | 4,900万円 |
当サイトの試算と比べると
上の試算表(土地120㎡・延床100㎡・木造)では築25年が約3,674万円。同じ年代にあたる築21〜30年の実取引は1,141件あり、中央値は3,200万円で、試算より約13%低い水準です。ただし実際に売れた家は土地145㎡・延床125㎡が中央値で、試算の前提と広さが違います。同じ広さで計算し直した試算は約4,460万円で、実取引は試算より約28%低い水準です。考えられる理由は、試算に使う地価が形の整った標準的な宅地の値段なのに対し、実際には狭い土地・形の悪い土地や建物の傷んだ家の取引も多いこと、広い土地ほど㎡あたりの値段が下がること(試算は面積に比例させています)で、このエリアでは試算は高めの目安になります。