杉並区の戸建て 実際の取引価格(国土交通省の取引データ)
杉並区で2021年1月〜2026年3月に売買され、国土交通省が価格を公表している戸建て(土地と建物の一括取引)は3,172件。取引総額の中央値は7,600万円で、半数は6,200万円〜9,200万円に収まります。東京都全体の中央値(4,900万円)を約55%上回ります。
売れた家の土地は中央値で95㎡(約28.7坪)、延床は90㎡。築年数が分かる3,116件のうち1,313件(42%)は築1年以内の新築で、取引の中心は新築の建売です。築浅が全体の中央値を引き上げているので、中古で売るときは下の築年数別が目安になります。中央値は2021年の7,000万円から2025年の8,300万円へ約19%上がりました。
築年数別の取引価格
| 築年数 | 土地/延床(中央値) | 件数 | 取引総額の中央値 |
|---|---|---|---|
| 築10年以内 | 90㎡/90㎡ | 1,741件 | 8,000万円 |
| 築11〜20年 | 90㎡/95㎡ | 422件 | 7,300万円 |
| 築21〜30年 | 100㎡/100㎡ | 392件 | 6,850万円 |
| 築31年以上 | 100㎡/90㎡ | 561件 | 5,800万円 |
取引価格の年ごとの推移
| 取引年 | 前年比 | 件数 | 取引総額の中央値 |
|---|---|---|---|
| 2021年 | — | 686件 | 7,000万円 |
| 2022年 | +3% | 494件 | 7,200万円 |
| 2023年 | +6% | 510件 | 7,600万円 |
| 2024年 | +3% | 587件 | 7,800万円 |
| 2025年 | +6% | 757件 | 8,300万円 |
| 2026年(1〜3月) | — | 138件 | 8,500万円 |
取引の多い地区(町名・大字)
取引が最も多いのは宮前の160件。表の10地区で中央値が最も高いのは南荻窪(9,250万円)、最も低いのは和泉(6,600万円)で、約1.4倍の開きがあります。
| 地区 | 土地/延床(中央値) | 件数 | 取引総額の中央値 |
|---|---|---|---|
| 宮前 | 95㎡/95㎡ | 160件 | 7,800万円 |
| 成田東 | 90㎡/90㎡ | 153件 | 7,100万円 |
| 阿佐谷北 | 85㎡/90㎡ | 149件 | 7,800万円 |
| 下高井戸 | 100㎡/85㎡ | 145件 | 7,000万円 |
| 和泉 | 85㎡/85㎡ | 141件 | 6,600万円 |
| 上井草 | 100㎡/95㎡ | 135件 | 7,300万円 |
| 下井草 | 95㎡/90㎡ | 125件 | 6,600万円 |
| 久我山 | 100㎡/90㎡ | 123件 | 8,000万円 |
| 南荻窪 | 102㎡/100㎡ | 118件 | 9,250万円 |
| 荻窪 | 100㎡/90㎡ | 107件 | 7,500万円 |
当サイトの試算と比べると
上の試算表(土地120㎡・延床100㎡・木造)では築25年が約1億201万円。同じ年代にあたる築21〜30年の実取引は392件あり、中央値は6,850万円で、試算より約33%低い水準です。ただし実際に売れた家は土地100㎡・延床100㎡が中央値で、試算の前提と広さが違います。同じ広さで計算し直した試算は約8,584万円で、実取引は試算より約20%低い水準です。考えられる理由は、試算に使う地価が形の整った標準的な宅地の値段なのに対し、実際には狭い土地・形の悪い土地や建物の傷んだ家の取引も多いことで、このエリアでは試算は高めの目安になります。